シン・ゴジラを観た感想。
観てきました。
「シン・ゴジラ」。
今の日本に、世界にゴジラが出現したら・・・という意味で、
非常に「リアル」な映画でした。
現代の日本に巨大怪獣が登場したら・・・という意味では、
非常に「リアル」でした。
巨大怪獣の前には、
どんなものも無力ですね。やっぱり。
あと、「リアル」だったのは、
非常事態における政治についてちゃんと描いていたことでしょうか。
何やってんだかとツッコミたいぐらいでしたけど、
緊急事態対処って、
会議だ、法整備が必要だ、手回しがとかあーだこーだやって、
そのうちに後手後手に回るんだろうな。
と「リアル」に感じさせてくれました。
という点では、
怪獣映画と思って観てましたけど、非常に人間ドラマでしたね。ホント。
あまりに「リアル」なんで、最後の方なんて、応援しなくてもいいのに、
頑張れ、そんなとこいて、大丈夫かー。とか思ってましたね。
ここまで感情移入できたのは久々です。
そういえば、リアルな自衛隊の対怪獣作戦を描いているという意味では、
ガメラ2と似た感じを感じました。
でも、
近接航空支援に出てくるのが、
F-1からF-2に変わったり、
戦車も90式、74式から10式と機動戦闘車になったり。
出てくる兵器は変わってきましたね。
ただ、相変わらず、
対怪獣の東京防衛は、第1師団(と多分、富士教導団)が
主力なのは変わらないなぁ・・・。
そうそう、最終作戦は、日米連合でしたけど、
米軍の支援を受けるというのは今までのゴジラ映画にはなかったですね。
ただ、「リアル」に巨大怪獣が現れた場合、
おそらく日米安保を適用して貰って、
支援してもらうというものも「リアル」な選択肢なので、
そこも「リアル」なところかと。
特撮のほうは、
ゴジラがCGなのは聞いてましたが、
野村萬斎さんだったのは驚きでした。
個人的には着ぐるみにして欲しかったような。。。
・・・ただね。
最終局面で登場する
東京駅周辺爆破は、
あれはCGじゃなくて、
特技だと思うんですよ。
・・・であってほしいです。
やっぱり特技は必要ですよ、
監督が監督なんで、
どことなくエヴァっぽいのはご愛嬌でしょうか。
もう1回ぐらい見ると、
違う視点で観れるような気がします。
あと、人探しもできそうです。
ということで、個人的には大満足な映画でした。
また観たら違う感想が書けそうなので、書きます。